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【コラム】なぜ香川県は「うどん県」なのに「パン・スイーツ」の消費量も多いのか?意外な県民性の秘密

テーブルに並んだ讃岐うどんと焼きたてのパンとショートケーキのイラスト 実食レビュー・コラム
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香川県といえば、泣く子も黙る「うどん県」。 信号機の数よりうどん屋の数が多いと言われ、コンビニ感覚で製麺所に通う。そんなイメージが定着しています。

しかし、総務省の家計調査などのデータを見てみると、ある意外な事実が浮かび上がってきます。 実は香川県(高松市)、うどんだけでなく「パン」や「洋菓子」の消費量(支出金額)も、全国トップクラスだということをご存知でしょうか?

今回は、うどんの陰に隠れた香川県民の「もう一つの顔」である、無類の小麦・スイーツ好きという県民性と、その理由について深掘りします。

データが語る「炭水化物マスター」な県民性

総務省統計局が発表している家計調査(二人以上の世帯)では、高松市は頻繁に以下の項目で上位に顔を出します。

  • パンの支出金額
  • ケーキやプリンなどの洋生菓子
  • お菓子全体の消費額

「うどんばかり食べているから、他は食べないのでは?」と思われがちですが、実際は真逆。 うどんも食べるし、パンも食べるし、食後のケーキも食べる。 つまり、香川県民はうどん好きというよりも、「美味しい小麦製品(粉もの)全般を愛する人々と言ったほうが正確かもしれません。

理由1:根付いている「小麦文化」の土壌

最大の理由は、やはり歴史的な背景にある「小麦文化」です。 雨が少なく温暖な瀬戸内気候は、古くから良質な小麦の生産に適していました。

「うどん作り」で培われた製粉技術や、小麦のグルテンを引き出す職人の技は、そのままパン作りや洋菓子作りにも応用されています。 県内には、うどん屋に負けないくらいレベルの高い個人経営のベーカリーやパティスリーがひしめき合っており、「うどん屋巡り」ならぬ「パン屋巡り」を楽しむ地元民も多いのです。

理由2:人口あたりの「喫茶店」が多い

香川県は、人口1万人あたりの喫茶店数が全国でも常に上位(高知県や愛知県とトップを争うレベル)にいます。 朝は喫茶店でトーストとコーヒー(モーニング)を楽しみ、昼はうどんを食べ、3時にはカフェでケーキを食べる。そんな食生活が自然と根付いています。

この「喫茶店文化」が、パンやスイーツの消費を底上げしている大きな要因の一つです。

理由3:甘いものに目がない「和三盆」のDNA

香川県は、高級砂糖「和三盆(わさんぼん)」の産地でもあります。 江戸時代から続く砂糖作りの歴史があり、お祝い事には甘いお菓子(おいり等)が欠かせません。

昔から「甘いものは贅沢で美味しいもの」という意識がDNAに刻まれているため、新しいスイーツ店ができるとすぐに行列ができます。 舌の肥えた県民を満足させるため、お店側も切磋琢磨し、結果として県全体のスイーツレベルが異常に高くなっているのです。

結論:香川のスイーツが美味しいのは必然

  1. 良質な小麦を見極める目がある
  2. 日常的に喫茶店に通う習慣がある
  3. 歴史的に甘いものに目がない

こうして見ると、香川県が「うどん県」であると同時に「スイーツ県」であることにも納得がいきます。

当サイトで紹介しているタルトや冷凍ケーキ、焼き菓子たちが美味しいのも、この激戦区で鍛え上げられたからこそ。 香川にお越しの際は、ぜひうどんの合間に、地元のパン屋さんやケーキ屋さんにも立ち寄ってみてください。うどんと同じくらい、感動的な出会いが待っています。

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